色彩

LEXUS ブランドイメージ

一昨日のTV東京12chの番組「WBS」で高級車市場でのトヨタ・LEXUSの販売実績が目標に対して大幅に下回っているという内容の放送があった。
そして、昨日、満をじしてシリーズのフラッグシップカー LS460〈セルシオのモデルチェンジ型〉の発表があった。
予想通り最先端の技術を駆使し、素晴らしい車のようだ。
さて欧州メーカー優位のこのクラスの市場で切り崩しなるかということだが。

そして街頭でのレクサス・ブランドイメージに対するインタビューでは、
概して欧州車と比較してブランド性を感じていないという反応であった。
世界第2位の自動車メーカーになり、外見を見直し高性能を装備しても、高級ブランドというイメージには未だに至らないということだ。
それは理由はどこにあるのだろう。
ブランドが作られるのにはそれなりの歴史の積み重ねが必要であろう。
日本ではまだトヨタのレクサス、レクサス=トヨタというようにまだ切り離されていない。

そして、プロダクトカラーの観点から考えると・・・

日本では未だに、車は”白”という信仰が続いている。
これもトヨタの創り出したもので、60年代に純白に近い色を施色した「コロナ」というセダン車を販売し、人気を得た。
それ以降、カローラからマークⅡ・クラウン等どの全グレードの車種にも白を揃え、大量に販売し現在に至っている。

そして既に先行販売されている現在のLEXUSシリーズにも白は揃えられていて街中で頻繁に遭遇する。
メーカーの押すキャンペーンカラーはCMや販売パンフレットやWEBサイト等でも解かるが最近はクールなシルバー系が多い。
シルバーやカラードシルバー系はかなり前からどのメーカーも数種類カラーラインナップに加えている。
しかしその意図に反し白が売れ続ける。
特にトヨタでは白は外せない。シルバー世代もラインナップに白がなくてはおさまらない。

しかし白から受けるイメージは高級感とは直結し難い。
もどかしい、ねじれた現象に陥っているように思える。

私見だが、ミドル、シニア世代においては輸入車に対する強い憧れと同時に、このホワイト・シンドロームが存続し街中に溢れている限り、日本車に対する過去のイメージを払拭しきれず、高級感を抱かないのではないかと思われる。