「米子市皆生温泉の海岸線風景」

皆生温泉浜の対比

以前の記事で、良い景観というものは”みんなが美しいと感じるものではなく、個々によって感じ方は異なるものだ”という感想を書きました。

同様のことで、身近にこんなことがありました。

義父母と私の家族で一昨年の夏に山陰旅行に出かけました。
私以外はその2年前の夏にも出かけていて、子供達が気に入っていたようです。
その一番の目的は鳥取県米子市の皆生温泉の浜。
義父の兄があるホテルに勤務し、子供達と再会の約束をしていたようです。
その年は私を含めた全員でまた行こうという事になりました。

ホテルの部屋の窓から見るロケーションのすばらしさは、家族から幾度となく耳にしていましたが、始めて目にする私はこれまでに見たことの無い不思議な形状の海岸線に驚きました。
写真の様な小さな入り江が十箇所以上も連なっています。
ちょうど臨海公園の工事が始まり、写真のテトラポットの撤去と新しい防潮堤の工事が始まったところでした。

私の家族はそろって「テトラポットが無くなって防潮堤が低くなると、入り江と外海の間に障害物が無くなってもっといい景色になるね。」と喜んでいました。
すると隣の部屋の義父と伯父は「テトラポットが無くなってこんな堤防ができたら、風情も何もなってしまうよな・・」と寂しそうに話しています。
「えっ、何で?テチラポットなんかに風情は無いじゃない。」と、我々の気持ちを代表るかのように妻が言いうも、義父兄弟は聞く耳をもちません。
そうか、この人達にとっては、これが子供の頃からの思い出の風景だったんだ。
よそ者がどう思おうと、この風景が変わってしまうことが嫌なのだ。

そんなエピソードを思い起こしました。

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