実務には非効率な色彩学習(色彩検定)

色彩知識の修得を考えたとき、既存の色彩の検定を利用される方は非常に多いと思います。
「色は将来的に仕事で使えそうだし、色を勉強をしたい。」という方には3・2・1級と段階的に取得していくと、比較的目標としやすいかもしれません。

ただし、修得の先に具体的な実務目的がある方の場合は、検定テキストの内容が100%合致するということはあり得ず、実践で30~50%活かせたら良い方だと思います。
では残りの50~70%は何か、というと予備知識になるものです。
その予備知識は、仕事で時折引き出してくるものもあれば、引出しの奥に押し込んだまま忘れ去られていくものもあります。

さて、AFT色彩検定では、1~3級を通し、複数の専門分野を学習していきます。
これほど広範囲な色彩の専門知識を要する産業は色彩資格教育業界または、色彩デザイン全般を研究する僅かな企業、団体くらいです。色彩資格受験者で、はじめから色彩講師や研究者という専門分野を目指し、検定学習に入るという方はごく稀ではないかと思います。

たとえば、建築・土木系の学生ならば、目指す業界の実務で活用できる色彩理論、配色、その応用手法を学んでこそ価値があるはずです。
異分野の色彩の予備知識は決して無駄になるものではありませんが、検定取得に費やす時間や労力の多くは予備知識の習得に掛けられていることになります。

実務に必要な色彩知識に検定学習のカリキュラムをアレンジすることが理想です。その副産物として検定取得も望めるはずです。
ただし実務知識と同時に検定取得も望むのであれば、実務では予備知識にあたる学習にも少し時間を割かなくてはななりません。

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