色彩

色彩資格の意義

検定試験の出題は全て公式テキストから出題されますが、それぞれ主催する団体により、着眼点と構成・量に多少の違いががあります。

たとえば「カラーコーディネーター検定」公式テキストのボリュームは入門者が全てを暗記しようと考えると気が遠くなるような量ですし、逆に「色彩検定」公式テキストは少し厚めのノート程度です。
しかしそれらを取得の難易度や取得後はどちらが有利か、という比較の材料にすることはあまり意味のないことかもしれません。

根本は受験者がどのような目的で学習を始め、実際の知識や技能を修得していきたいのか。その証としての資格取得が必要ということが本来の順序だと考えます。
そうでなくては”色彩のペーパードライバー”を増産するものになり資格の価値は無いものと同じになってしまいます。

問題点を挙げると、入門者で独習の場合は、不明点も丸暗記のまま解決されず合格し、能力が身についた錯覚に陥ることが多々あります。
通学で学習する場合は、その講師の資質にほとんど全てが委ねられているといえます。

何れの検定も公式テキストの内容を講師側がどこまで理解しそれを咀嚼して、受講者が活かせるものに翻訳し説明できるかが重要です。

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