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「武家の古都・鎌倉」 世界遺産登録推進シンボルマーク入選

鎌倉市では「武家の古都・鎌倉」をテーマに
世界遺産登録の推進に取組んでいます。
その推進活動のシンボルマークが国内外に向け公募され、
300点近い応募がありました。

推進活動の一環として開催される「鎌倉塾」と称する歴史講座に参加していたこともあり応募し、結果入選となりましたました。
記念品として同デザインを鎌倉彫にしていただけるということで、とても楽しみです。

【制作の趣旨】

-表現に使用した武家の古都鎌倉らしい素材-
・円窓(月)・山(弓)・寺社(屋根)・階段koto-mark

鎌倉訪れる人の印象に残るのは、風景・眺望だろう。
図案の外円は明月院にある様な円窓から覗き込んだ様子に表現した。
また円窓は月を連想させる。
その中の背景には必ず周囲の山並みが映る。
形状は流鏑馬で使われる弓形に見えるよう調整した。
山の木々の合間には寺社の屋根などが垣間見られる。
そして、寺社は低い山の中腹にあり、参拝時は階段を登る、という印象が強い。
階段を上がりながら見えてくるのが、寺社の屋根、門。
制作条件の「BUKE NO KOTO KAMAKURA」の英字を4段に組み、上部の屋根と組合わせると寺社の山門または、五輪塔のようにも見ることができる。

以上のように、訪れた時、のちに思い起こした時の時間の流れを織り込んだデザインとした。

基本デザインは黒地としたが他のバリエーションとして
山の稜線の上下で濃淡をつける、または上部を空を表す青系、下部を木々を表す緑系とすることも出来る。
スタンプ印などで使用する場合は白黒反転のものを使用。